誠也 初戦必勝 CSでも気負わず自然体「のみ込まれたら負け」

[ 2018年10月16日 05:30 ]

セ・リーグCSファイナルS第1戦   広島―巨人 ( 2018年10月17日    マツダ )

フリー打撃を行う鈴木(撮影・坂田 高浩)
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 広島・鈴木誠也外野手(23)が15日、本拠地で巨人を迎え撃つ17日からのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(S)へ向けて心身ともに臨戦態勢を整えた。昨年に骨折した右くるぶしなど右足首の状態を病院で定期検査していたとみられ、全体練習には遅れて合流。居残って打撃練習し、フォーム、スイングの確認に努めた。

 汗ばむほどの陽気に包まれたマツダスタジアムに乾いた打球音が響いた。全体練習終了後、約30分間の打撃練習。鈴木は感覚を確かめるように打撃フォーム、スイングの軌道などを確認した。鋭いライナー性の打球を広角に打ち分け、92スイングで14本の柵越えも放った。

 「普通にやれればいいと思う。特に変えることなく」

 日本シリーズ出場をかけた、最大6試合の短期決戦まであと2日。穏やかな口調が自信の表れだった。

 午前11時からの全体練習。開始時間のグラウンドに姿はなく、一瞬、緊張感が走った。昨夏に骨折した右くるぶしなどの経過観察を病院で受けていた模様。万全を期すための意味合いと思われ、大事ではないことは合流後の打撃練習での様子が物語っていた。詳細な発表はなく、高ヘッドコーチは「何の問題もない」と強調し、打撃投手を務めた迎打撃コーチも「見てもらった通り」とうなずいた。

 一昨年はCSファイナルSで12打数1安打と苦しみ抜いた。さらに日本シリーズを含むポストシーズン全体でも計35打数5安打と本来の打撃力は発揮できなかった。しかし、大舞台で不振を経験したからこそ分かることもある。

 「雰囲気に早くなじめるかどうか。のみ込まれたら負けだと思う。早くその雰囲気に慣れればいいんじゃないかと思う」

 短期決戦における独特の空気に早くなじみ、流れをつかむために「取らなきゃ厳しいんじゃないですか」と初戦の入り方を重要視した。前日14日のナイター練習後には丸とともに居残り特打を実施。バットを構えた際に小さな動きを作り、その中で投球を迎えに行く打撃フォームへの微調整に励んだ。大一番を前にしても進化を求めて模索。頼もしい若き4番は力強く初戦の必勝を見据えた。(桜井 克也)

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