巨人ヤングマン CS秘密兵器だ!左手骨折から2カ月半、出場選手登録へ

[ 2018年10月16日 07:30 ]

セ・リーグCSファイナルS

巨人のヤングマン
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 左手骨折で戦線離脱した巨人のテイラー・ヤングマン投手(28)が、17日から始まる広島とのCSファイナルステージで出場選手登録される見通しであることが15日、分かった。

 本職の先発ではなく、中継ぎ起用される見込み。この日はジャイアンツ球場の2、3軍練習に参加せずに休養し、16日に1軍に合流する。

 今季新加入した1メートル98の長身右腕は、7月25日ヤクルト戦で左手に打球が直撃。骨折から約2カ月半、「いつ1軍に呼ばれても万全な状態で投げられるように調整していきたい」と懸命のリハビリを続けてきた。9月11日に3軍戦で実戦復帰し、今月8日にはフェニックス・リーグの中日戦で3回を投げた。来日初先発した7月1日の中日戦から、3連勝するなど、実力は証明されている。三塁側へ踏み出すクロスステップが特徴で、110キロ台のカーブと140キロ台後半の直球の緩急で大崩れはない。

 チームは今季、広島相手に7勝17敗1分けで、マツダでは2勝9敗1分けだった。ただ、ヤングマンは登板4試合で広島との対戦はなく、まさに「秘密兵器」となり得る。右腕もCS以降の復帰へ向けて「投げれば投げるほど調子は上がってきた。大事な舞台で、しっかり投げられるように」と話してきた。

 ロングリリーフが可能なヤングマンがブルペン待機することで、早めの継投策を打ち出すことが可能になる。勝率5割以下からの史上初の「下克上日本一」へ、大きな戦力が加わる。

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2018年10月16日のニュース