ソフトB石川 育成最多タイCS通算2勝 炎の救援!ピンチで11球オール直球ねじ伏せた

[ 2018年10月16日 05:30 ]

パ・リーグCSファーストS第3戦   ソフトバンク5―2日本ハム ( 2018年10月15日    ヤフオクD )

<ソ・日>2番手で登板し勝利投手となった石川(撮影・篠原岳夫)
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 急な登板でも慌てなかった。3―1の5回無死一、二塁。ソフトバンクの2番手・石川がマウンドに上がった。「(出番は)早かったですね」と振り返ったが、頭は冷静だった。

 初球で鶴岡のバントを素早く処理し、三塁で走者を刺した。続く代打・田中賢は空振り三振。そして、9番・中島を迎えた。

 直球を4球続けて追い込む。さらに直球。5本のファウルを挟み、フルカウントになった。11球目も、また直球。痛烈な打球をはじき返されたが、一塁手の中村晃が好捕し、一ゴロ。ピンチを脱した。11球連続の直球勝負に「(フォークなどの)半速球は怖かったので」と力でねじ伏せた。

 6回に1点を失い、7回は連打でピンチを招き降板したが、54球の熱投。最速155キロを計測し「点を取られたり迷惑をかけたので、胸を張って、というわけではないですけど」と言いながら、昨年に続きCS2勝目。育成で入団した投手では最多タイとなった。

 今季途中から先発から中継ぎに配置転換され、チームトップタイの13勝。チーム内で「石川が投げれば勝ちが付く」と言われるほど、勝ち運に恵まれた。先発、中継ぎをこなす右腕の投球は、侍ジャパンの稲葉監督の目に留まった。11月の日米野球では自身初の日本代表入り。「知っているのはイエリチ(ブルワーズ)くらいです」と話すが、レベルの高い打者との対戦を心待ちにしている。

 13日の第1戦では2番手の武田がロングリリーフで8人を完全投球。ともに今季は先発を務めた両右腕が、第2先発で起用され、勝利投手になった。工藤監督は「(第2先発は)短期決戦では大事だと思っていた。よく投げてくれた」と称えた。石川は「当たって砕けろくらいの気持ちで」とファイナルSでもフル回転を誓った。 (川島 毅洋)

 ▼ソフトバンク・王貞治球団会長 5本出たね。全部シングルだったけど、5本も出た。あさって(17日)からの西武戦に弾みがつくね。

 《育成入団投手のCS通算2勝は最多タイ記録》石川(ソ)が、今季CS初勝利。育成入団投手のCS勝利は、昨年パ・ファイナルS第4戦の石川自身以来5人、8度目。通算2勝は山口鉄也(巨)、宋家豪(楽)に並ぶ最多タイとなった。

 《なるか初下克上》シーズン2位のソフトバンクが2勝1敗でファイナルS進出を果たした。パのプレーオフ、CSでファーストSを突破した過去14チームのうち、ファイナルSも制したのは3チームだけ。突破率は21%で、ソフトバンク自身は06、12、16年と全て敗退しているが下克上を果たせるか。

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