代打・鳥谷 技あり決勝ゴロ 金本監督絶賛「ヒット以外では最高」

[ 2018年8月6日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3―1ヤクルト ( 2018年8月5日    京セラD )

<神・ヤ>5回無死一、三塁、代打・鳥谷の二ゴロで勝ち越す(撮影・成瀬 徹) 
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 代打で途中出場した阪神・鳥谷が技ありの一打で決勝点を生み出した。

 「(走者を)還せたので、よかったです」

 5回だ。同点に追いつき、なおも無死一、三塁の好機。カウント2―2と追い込まれながら、狙って一、二塁間へゴロを転がした。自らはアウトになったものの、三塁走者をホームへ迎え入れ、一塁走者をも二塁へ進めるケース打撃を披露。これぞ、ベンチが背番号1に期待した「仕事」だった。代打での勝利打点は実に10年5月29日の日本ハム戦以来、8年ぶりとなった。

 状況に応じたベテランの働きを、金本監督も絶賛。「ああいうのが、やっぱり今まで、このチームに俺が言い続けてきて、できなかったことなんだけど。三振とポップフライだけは避けるというね。犠牲フライよりは、1点を取って、しかも得点圏に走者を進めるという。あそこは、ヒット以外では最高のバッティングでした」と称えた上で「あとは糸原が続けばね」と、若虎に発奮を促すのも忘れなかった。(惟任 貴信)

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2018年8月6日のニュース