阪神・小野 怪投5勝 5回6安打7四死球…でもわずか1失点

[ 2018年8月6日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3―1ヤクルト ( 2018年8月5日    京セラD )

<神・ヤ>5回1失点で5勝目を挙げた小野(撮影・坂田 高浩)
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 勝ちに不思議の勝ちあり――。5回を6安打7四死球に2暴投。実に122球を投じながら、失点は初回の1点のみ。へろへろになりながら何とか粘った阪神・小野が快投、いや、“怪投”で猛虎を連勝に導き、偉大な先輩の記録も死守した。

 「ボール先行というのがいけなかった。四球で自分を苦しめたという内容だった。もっといいボールを多く投げられるようにしていきたい」

 立ち上がりから課題の制球難が顔を出した。先頭の坂口に二塁内野安打を許すと、青木に最初の四球を与えて無死一、二塁。山田哲の見逃し三振後、バレンティンの打席での暴投で二、三塁へ進め、二ゴロの間に簡単に先制点を奪われた。

 それでも1失点で切り抜けると、2回以降は“神がかった”投球を見せる。2回は2死からの3連続四球で満塁を招きながら、山田哲を再び見逃し三振斬り。3回1死満塁、4回1死一、二塁、5回1死二、三塁という大ピンチの連続をギリギリでしのぎきった。5回までのヤクルトはなんと12残塁。荒れ球に味方ベンチも冷や冷やした一方で、相手打者も的を絞れなかった。

 反省の多いマウンドでも、球団の伝説的OBの記録は守った。バースの持つプロ野球記録の13試合連続打点に王手をかけていた山田哲には1死球、2奪三振と仕事をさせず。2つの見逃し三振はいずれも最大の武器である真っすぐで奪った。

 「(記録は)多少、意識はありました。あそこは自分の中でも本当にいい球が行ったと思います」

 代打を送られた5回に逆転し、5勝目も手にした。5月5日の中日戦でも6回2/3を8安打7四球ながら2失点で勝利。ある意味、らしさ全開のマウンドだった。スカッとした本当の快勝を次回こそ見せたい。(山添 晴治)

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