壮絶打撃戦制した!高知商「最後まで楽しむ」貫き12年ぶり夏白星 上田監督も歓喜

[ 2018年8月6日 11:07 ]

第100回全国高校野球選手権大会第2日1回戦   高知商14―12山梨学院 ( 2018年8月6日    甲子園 )

<山梨学院・高知商> 壮絶な打ち合いを制し、ハイタッチをかわす高知商・西村(右)と北代(撮影・大森 寛明)
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 逆転に次ぐ逆転。両チーム合わせて30安打26得点の壮絶な打撃戦を制し、12年ぶりとなる夏の甲子園1勝を飾った高知商。上田監督は「きつかったですけど」と振り返りつつ「うれしかった。本当にうれしかったです」と、しみじみと喜びをかみしめた。

 6点リードを逆転され、その後逆転しても、再びひっくり返される苦しい場面もあった。それでも甲子園出場を決めてからスローガンに掲げた「最後まで楽しむ」姿勢を貫いた。「リードされても、自分たちがやってきたことをやろうということだけだった」。2点を追う7回に、9番・浜田の適時打で同点に追いつき、2番・西村の適時二塁打で勝ち越し。「最後まで楽しむ」が形になった。

 高知大会全4試合を一人で投げ抜いた北代が12失点ながら完投。「勝利の時にマウンドにいてほしかった」と、エースにマウンドを託した上田監督。2回戦の相手は、前日にサヨナラ勝ちした慶応(北神奈川)。「『1回は校歌を歌おう』を合言葉にやってきた。プレッシャーを感じることなく、もっと楽しんでできるように調整していきたい」と力を込めた。

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