高知商 壮絶打撃戦制し12年ぶり夏1勝 両チーム合わせて30安打26得点

[ 2018年8月6日 10:26 ]

第100回全国高校野球選手権大会第2日1回戦   高知商14―12山梨学院 ( 2018年8月6日    甲子園 )

<高知商・山梨学院>3回2死二塁、大会第1号となる勝ち越しの2点本塁打を放ち、ガッツポーズの高知商・藤高(撮影・北條 貴史)
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 第100回全国高校野球選手権大会第2日は6日、甲子園球場で1回戦の4試合が行われ、第1試合は、高知商(高知)が、両チーム合わせて4本の本塁打を含む30安打、26得点の壮絶な打撃戦を制して12年ぶりとなる夏1勝を挙げた。山梨学院(山梨)は2年ぶりの初戦突破はならなかった。

 点を取ったら、取り返す。流れが目まぐるしく変わる中、最後に笑ったのが高知商だった。

 高知商は1点を追う2回2死一塁、8番・北代の左翼への適時二塁打で同点に追いつくと、3回2死二塁から、藤高が右翼席の中段に運ぶ大会第1号となる2ランを放って逆転。4回には7番・藤田の中前適時打、さらに3番・乗松のバックスクリーンへの3ランで4点を加え、リードを6点に広げた。

 しかし5回、山梨学院の打者11人8得点の猛攻を受けて逆転されると、6回にも追加点をゆるして3点のビハインド。その裏の攻撃で4点を奪って逆転したが、すぐさま7回に2点を入れられ、再び逆転を許した。

 そして、2点を追う7回の攻撃だった。9番・浜田の適時打で同点に追いつき、1死満塁から2番・西村の左翼への適時二塁打でこの回3点。3度目の逆転劇で壮絶な打撃戦にけりをつけた。

 高知大会全4試合完投のエース北代が14安打12失点と打ち込まれながらも、1人で投げ抜いた。

 山梨学院は、一時は最大6点差をひっくり返し、その後も流れを引き寄せたが、最後は高知商の粘りの前に敗れた。

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