石井毅氏 往年のアンダースローでストライク始球式 

[ 2018年8月6日 08:00 ]

第100回全国高校野球選手権大会第2日 レジェンド始球式 ( 2018年8月6日    甲子園 )

第100回全国高校野球選手権大会<山梨学院・高知商>始球式を務めた箕島高校OBの石井毅さん(撮影・近藤 大暉)
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 第100回全国高校野球選手権大会第2日は6日、甲子園球場で1回戦が行われ、「レジェンド始球式」の2人目として、第1試合の山梨学院(山梨)―高知商(高知)前に石井毅(現姓名・木村竹志)氏(57)が始球式を行った。

 石井氏は1979年に箕島(和歌山)のエースとして史上3校目となる春夏連覇を達成。同年の夏に星稜と繰り広げた延長18回の激闘は「甲子園史上最高の試合」と言われている。アンダースローの右腕で甲子園には78年も春夏出場を果たし、通算14勝を挙げた。

 甲子園で投げ合った元星稜のエース・堅田球審の先導でマウンドに向かった石井氏。往年のアンダースローから、ストライクを投げ込み観客を沸かせた。

 大役を終えた石井氏は「ちょっと緊張したけど、すごく気持ちよく投げられた。100回記念大会によんでいただけて、光栄。 投げられる喜びを噛みしめながら投げました」と感無量の様子。18回を投げ合った堅田球審とは投球前に「2段モーションで投げるからボークとるなよ」と冗談まじりで会話したといい「一緒にできたことが本当にうれしい」と笑顔を見せた。

 100回大会を記念して行われる「甲子園レジェンド始球式」には、松井氏を皮切りに夏の甲子園で活躍した18人のレジェンドが毎日登場。20日の準決勝ではPL学園(大阪)で夏2度の優勝を果たした桑田真澄氏(50)と、日米球界で活躍した「大魔神」佐々木主浩氏(50=宮城・東北出身)が登板する。決勝戦では、1969年夏の決勝戦で、延長18回引き分け再試合の死闘を演じた三沢(青森)の太田幸司氏(66)と松山商(愛媛)の井上明氏(67)がダブル登板する。

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