広島・大瀬良 リーグ単独トップ12勝 緒方監督球団最速300勝

[ 2018年8月5日 05:30 ]

セ・リーグ   広島4―2DeNA ( 2018年8月4日    横浜 )

<D・広>12勝目を挙げた大瀬良(撮影・島崎忠彦)
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 前回登板で5敗目を喫したDeNAにリベンジを果たした。広島・大瀬良は4日のDeNA戦(横浜)で宮崎にソロを被弾した2回以外の7イニングは、二塁すら踏まさない圧巻の投球内容。余力残しに思える8回5安打1失点での降板にも、屈託のない笑顔で女房役に感謝した。

 「アツ(会沢)さんが良いボールを選択してくれた。序盤に点を取ってもらったので、ストライク先行でいけるところまでいこう…と。それが良かった」

 制球がキラリと光った。フォークなど変化球を駆使して前日5安打の筒香を封じると、5回1死一塁では代打・中川大を内角直球、柴田は外角低め直球で連続三振。「ブルペンではストライクが入らず、どうなることかと思った」と振り返ったが、マウンドでは見事に修正してみせた。

 過酷な夏場。ローテーション投手としての責務を果たすために、練習にさまざまな工夫を凝らしている。例えばウエートトレーニング。昨季までは練習後に行っていたが、今季は球場入りの時間を早めて練習前に汗を流す。

 「試合終盤の疲れた状態でも投げなきゃいけない。同じ状況をつくろうと思って」

 先発として再出発した昨季は、尊敬する黒田博樹氏にメールで夏場対策を質問。「豊富な経験を持つ方に、話を聞くのが一番だと思ったので」。この時期に一度追い込んで後に落とす、ヤンキース時代の調整法を一例として伝授された。今に生きる右腕の活力源だ。

 緒方監督の通算300勝に花を添えた104球。「何とか勝てて良かった」と安どの息をつく大瀬良を、指揮官は「素晴らしい投球だった」と絶賛。球団最速となる就任4年目での到達には「選手の頑張りやスタッフ、ファンの後押しがあって積み上げられた数字だと思う」と感謝した。

 心境著しい大瀬良の5年目。12勝、防御率2・43は堂々のリーグ2冠だ。タイトル獲得への期待が膨らむが、大瀬良は「そういうことを考えず、目の前の試合を頑張るだけ」と足もとを見つめる。慢心とは無縁の27歳。今が旬だ。

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