ロッテ・岩下 母校・星稜の開幕戦勝利に燃える好投「僕も元気をもらえた」

[ 2018年8月5日 21:23 ]

パ・リーグ   ロッテ2-4楽天 ( 2018年8月5日    楽天生命パーク )

<楽・ロ>ロッテ3番手・岩下(撮影・尾崎 有希)
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 母校・星稜の開幕星に燃えた。ロッテの4年目・岩下大輝投手(21)は5日、楽天戦(楽天生命パーク)で2点リードされていた8回にマウンドに上がると、銀次、ウィーラー、渡辺直を三者凡退。直球の最速は149キロを計測し、敗戦の中で唯一、輝いた。

 「松井さんの始球式から見ていました。僕も元気をもらえた」

 午前中は仙台市内の宿舎で甲子園の開会式から観戦。偉大なる先輩・松井秀喜氏の始球式から、第1試合の母校の勝利という「星稜デー」を見届け「自分も勝てるかもしれない!」と気合を入れ、球場入りした。勝ち試合ではなかったものの、雨でぬかるむマウンドでも原点を忘れず、思い切り腕を振った。

 高校時代は3年夏の石川大会決勝で0―8の9回から、再び、マウンドに戻ると小松大谷打線を三者三振に仕留めて、その裏に自身の2ランを含む9得点で奇跡の大逆転サヨナラ勝ちを呼び込んだ。あれから4年経ったが、熱い気持ちは変わりない。「これからも応援します」と21歳は目を輝かせていた。

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2018年8月5日のニュース