ハム中田 荒稼ぎ!81打点トップ並んだ 最近4戦で11打点

[ 2018年8月5日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム6―3西武 ( 2018年8月4日    メットライフD )

<西・日>5回1死三塁、左中間へ2ランを放つ中田 (撮影・久冨木 修)
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 1位に立った。首位・西武を必死で追う日本ハム。その4番・中田が、打点リーグトップを行く西武4番の山川に目の前で並んだ。3打点を挙げ、今季81打点。前日の敗戦で3・5ゲーム差に広げられ、負けられない1、2位対決の第2ラウンドで気を吐いた。

 「昨日は(失策絡みで)もったいない負け方をしていたので、今日は絶対に勝ちたかった」。3回、1点を先制してなお2死一、三塁。内角速球を左翼へはじき返し、適時二塁打で追加点を叩き出した。5回1死三塁ではカーブを完璧に捉えて左中間へ19号2ラン。10試合ぶりの一発に「甘い球を逃さずに打てた」と胸を張った。

 山川とは7月29日時点で8打点差あったが、最近4試合11打点の荒稼ぎで一気に詰めた。80打点以上を記録したのは110打点でタイトルを獲得した16年以来。得点圏打率・337も、11年に記録したキャリアハイの・314を大幅に上回るペースだ。過去2度打点王を獲得した大砲は「まだ何十試合もある。一試合一試合積み重ねていくだけ」と記録には淡々としている。

 前日は、途中出場の石井一が1点リードの7回1死満塁から併殺を完成させられずに逆転負け。主将としてあえて声を掛けることはしなかったが「シーズンを通してやっていたら誰でもミスはする。ピン(石井一)ならどこかで試合を決める活躍をしてくれる」と後輩を温かく見守る。口数こそ少ないが背中で引っ張る背番号6。首位奪取、それだけを見ている。 (東尾 洋樹)

 ▼日本ハム・マルティネス(5回3安打無失点で自身6試合ぶりの今季8勝目)首位の西武を少し意識してアドレナリンが出て強気で投げた。

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