長嶋、王、松井、坂本に続いた 巨人・岡本 球団5人目22歳以下シーズン20号

[ 2018年8月5日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人6―4中日 ( 2018年8月4日    ナゴヤD )

<中・巨>初回、岡本は20号2ランを放ち、ナインの出迎えに笑顔(撮影・荻原 浩人)
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 巨人・岡本和真内野手(22)が4日の中日戦で、初回に先制の20号2ランを放った。ナゴヤドームでは自身初の一発を、右翼席にライナーで運んだ。22歳以下のシーズンで20本塁打を記録したのは巨人では長嶋茂雄、王貞治、松井秀喜、坂本勇人に次ぎ5人目の快挙。3安打3打点で勝利に貢献し、チームはヤクルトを抜いて2位に再浮上した。

 克己心――。岡本が「弱い自分に打ち勝つこと」と解釈し、座右の銘にする言葉だ。後半戦開始前、直近の目標を「20本塁打」とあえて宣言。自身に重圧をかけ、打ち破った。

 「開幕する前はこんなに打てるとは思っていなかった。まだ残り試合がある。一本一本しっかり積み重ねたい」。すぐさま目標は30発に上方修正する。

 初回2死一塁。広いナゴヤドームの右翼席に弾丸ライナーで運んだ。先制の20号2ラン。前回7月28日の対戦では完封勝利された小笠原の外角球を、コースに逆らわず逆方向にさばいた。「自分でもビックリした。何とか食らいつこうと思って、いい方向にいった」と振り返った。

 智弁学園1年時、担任の先生から一枚の色紙を渡された。「先生が習字がうまくて、全員に書いて渡してくれたんです」。一人一人個性に合った言葉を贈られたが、自身へのメッセージは「克己心」だった。「自制心」を意味する言葉。野球を始めた小学生時代から「いくら遊びたくても、まずはバットを振ってから」と一日も素振りを欠かしたことがなかった16歳。生涯の座右の銘に出合い、より野球に打ち込んだ。

 6年後、22歳はスターへの階段をまた上った。22歳以下のシーズンでの20発で「ON」らの記録に肩を並べた。第89代4番に据えた高橋監督も「日々チームの中心になりつつある」と認める。

 2―2の3回は5球ファウルで粘り、9球目を中前に運んだ。一時勝ち越しの適時打に「タイムリーはチームに貢献できるので一番打ちたい」。打ったのは111キロの緩いカーブ。体の開きに「自制」をかけ、右膝が地面につくほど我慢して打った。 (神田 佑)

 ≪前年まで通算1本から20号 ベイ吉村以来12年ぶり≫岡本(巨)が自身初の20号。今季22歳を迎えたが、巨人で22歳以下のシーズンに20本塁打以上を記録したのは58年長嶋、62年王、94〜96年松井、10年坂本に次いで5人目。また、昨年まで岡本の本塁打は高卒1年目の15年に放った1本だけ。新人を除き、前年まで通算本塁打が1本以下の打者が翌年20本塁打に乗せたのは06年吉村(横浜)が05年まで1本から26本塁打して以来12年ぶり。巨人生え抜きでは中畑が入団3年目の78年まで0本から79年12本と開花した例があるが、20本以上は岡本が初めてだ。

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