【西東京】必殺仕留め人!早実・清宮 計6スイングで2発含む4長打

[ 2016年7月15日 05:30 ]

<早実・都秋留台>初回2死、2打席目で早実・清宮は右中間ソロを放つ

第98回全国高校野球選手権西東京大会3回戦 早実24―0都秋留台

(7月14日 ダイワ八王子)
 また打った!早実・清宮幸太郎内野手(2年)は14日、第98回全国高校野球選手権西東京大会3回戦の都秋留台戦に「3番・一塁」で出場し、初回に2試合連発となる高校通算52号の右中間ソロを放つなど3安打3打点。単打が出ればサイクル安打という活躍で、チームは24―0で5回コールド勝ちした。ここまで2試合で凡退は1回だけで、出塁率は驚異の・875。失投を一撃で捉える清宮の打棒が止まらない。16日の4回戦は明治と対戦する。

 まさに「必殺仕留め人」。ミスショットはしない。警戒される中、失投は1球で仕留める。それが今夏の清宮だ。初回、打者一巡し、再び回ってきた第2打席。1球見逃した後、2球目の真ん中直球にバットが出る。打った瞬間それと分かる打球は右中間へ。あと少しで場外という高校通算52号、推定130メートル弾が芝生席に弾んだ。

 「甘いところに来たのを一発で捉えられたのは良かった。上がり過ぎたかなと思ったけど、いったかなと思いました」

 初回無死一、三塁の第1打席もじっくり見極め3ボール1ストライクからの緩いカーブを捉え、中堅フェンス上部に直撃する先制二塁打とした。試合前のブルペンで相手投手がカーブを使うことを確認。普段の打撃練習から直球にスローカーブを交ぜて投げてもらっており「対応力は上がっていた」とニヤリだ。

 怪物スラッガーの進化は「好球必打」に表れている。10日の啓明学園戦でも3打席計12球で唯一のスイングで今夏初アーチを放った。この日は3回1死三塁の第4打席でファウルが1球あったが直後の5球目を右中間へ適時三塁打。この2試合で6スイングしかしていないが、2発を含む4長打4打点で、凡打は3打席目の右飛だけだ。難しい球には手を出さず3四球を選び、出塁率は驚異の・875を誇る。

 今春から右足をすり足気味にするなど打撃フォームを改造したことで「自然と確実性につながった」と分析。また、冬場にウエートトレーニングに取り組んだことで筋力アップし「打ち損じというか、会心じゃなくても入るのが、また成長できたところ」と手応えを語る。5打席目で単打が出ればサイクル安打だったが四球を選び「ハハ。ベンチの中で言われて気付いたけど気にしなかった」と涼しい顔で笑った。

 3回2死の一塁守備では飛球を追って段差につまずき一塁ベンチ内に転倒する場面もあったが「大丈夫です」。1年生4番・野村と2試合連続アベック弾には「本当に頼もしい」と目を細めた。

 平日にもかかわらず、観衆3000人が詰めかけた。第2試合だったため、第1試合の終盤は通常は球場脇スペースに待機するが、フィーバー対策で8回裏までバス車内で待機した。24―0の5回コールドで順当に3回戦を突破。「油断したらすぐ負ける。次も油断なく手を抜かず出せる力を全て出し切って勝ちたい」と慢心はない。一撃必殺の打棒で2度目の聖地へ導く。 (青木 貴紀)

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