【兵庫】報徳・小園“プロ注”食い 阪神「スーパー1年生だね」

[ 2016年7月15日 05:30 ]

<報徳学園・須磨翔風>5回2死、中前打を放つ報徳学園・小園

第98回全国高校野球選手権兵庫大会2回戦 報徳学園5―1須磨翔風

(7月14日 ベイコム尼崎)
 「西のスーパー1年生」がドラフト候補を打ち砕いた。報徳学園の小園が「1番・遊撃」で先発。最速148キロを誇る須磨翔風・才木に対し、初回は空振り三振に倒れたが、3回の第2打席で中前打。さらに5回にも中前へはじき返した。

 遊撃の守備でも2点リードの7回1死二、三塁で後方への打球を背走しながら好捕。「メンバーに入っていない3年生のためにも自分が全力でやりきる」と初々しく語った。

 昨年11月に「U―15アジアチャレンジマッチ2015」で優勝。そこで一緒にプレーしたのが、西東京大会で2試合連続本塁打を放った早実の野村だ。同じ宝塚市出身で、小学校の時から知っている仲。「スイングスピードは中学の時からエグい。でも、負けたくない」。前日は電話で健闘を誓い合うなど、いい刺激になっている。

 今月3日の横浜との練習試合では今秋ドラフト1位候補の藤平からも一発を放った逸材。阪神の熊野輝光スカウトは「打ってよし、守ってよし、走ってよし。スーパー1年生だね」と驚いた様子で賛辞を贈っていた。

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2016年7月15日のニュース