巨人・岡本 エキストラ弾MVP「オコエ君が獲ると…」

[ 2016年7月15日 05:35 ]

<全ウ・全イ>5回無死一、三塁、岡本が左越え3ランを放つ

フレッシュオールスターゲーム 全イースタン6―1全ウエスタン

(7月14日 倉敷)
 フレッシュオールスターゲームが14日に倉敷マスカットスタジアムで行われ、全イースタンが全ウエスタンに6―1で快勝し通算成績を20勝27敗5分けとした。5回に3ランを放った全イの巨人・岡本和真内野手(20)が巨人選手では63年の河東真以来53年ぶり2人目のMVPに選ばれた。

 がっつかないのが成人のたしなみか。岡本はMVP獲得をさらりと喜んだ。引き合いに出したのは、「気合MAX」で100万円へ突き進んでいた楽天・オコエだ。

 「スター性の凄いオコエ君がいましたし、ああいう子が獲ると思っていた。エキストラはエキストラなりに打てて良かった」

 いやいや。巨人の将来の4番候補が“通りすがり”のはずはない。5回無死一、三塁で放った会心の一撃。直球を3球連続ファウルで粘った後、スライダーをバットの先ですくい上げた。「こういう舞台なので真っすぐばかり」という予測が外れる変化球にも、体はしっかり反応。左翼ポール際に3ランを運んだ。お祭りらしく、ど派手なガッツポーズ。「あれはちょっとやり過ぎたので反省します」と笑った。

 イースタン・リーグ2位の12本塁打を放ち、4番を任された。本人が「(指揮するのが巨人の)斎藤2軍監督だから4番目なだけですよ」と謙遜する中、指揮官は「中距離砲はたくさんいるから、長距離砲に育ってほしい」と胸の内を口にしていた。5月下旬に1軍昇格したものの、3試合10打数1安打と振るわず2軍落ち。「強く振ることだけ」と強く意識し直して、この舞台でも実践した。

 ヒーローになった後の発言とは裏腹に、出場が決まるとすぐに「MVP獲得」と目標を立てていた。狙って獲った100万円。一緒に戦った智弁学園の1学年後輩、ヤクルト・広岡を「ごはんに連れて行ってあげたい」と話した。(神田 佑)

 ≪63年河東以来2人目≫巨人選手のMVPは「ジュニアオールスター」として初開催された63年に先制打を放った河東真が受賞して以来、53年ぶり2人目。77年まではオールスター本戦の前座として同日に同球場で開催されており、単独開催となった78年以降では岡本がチーム初受賞となった。河東は法政二出身で、62年に巨人入り。1軍出場は6試合で、64年限りで現役引退した。

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