【それぞれの夏】千葉敬愛「清宮」は名参謀 縁の下の力持ちで勝利貢献

[ 2016年7月15日 08:22 ]

<千葉敬愛・小金>試合後、充実の表情を見せる千葉敬愛・清宮学生コーチ

第98回全国高校野球選手権千葉大会1回戦 千葉敬愛3―2小金

(7月14日 長生の森)
 東京に怪物・清宮がいれば、千葉には名参謀の清宮(せいみや)がいる。公式記録員として初めて千葉大会でベンチ入りした清宮蓮(3年)は、選手のバットを丁寧に並べるなどサポート役に徹し、小金に3―2で逆転勝ち。初戦突破に貢献した。

 高1の冬、腰にヘルニアを患った。「皆がきつい練習をしているとき何も出来ない。悔しさがこみ上げた」。このまま故障を抱えながら選手を続けるのか、学生コーチに転身するのか悩んだ。尊敬する同校の山田コーチに「裏方に回ろうかなと思います」と相談すると、「選手だけが道じゃない。裏方がいるから選手がいる」と背中を押され、2年春から学生コーチになった。

 普段は選手の練習をサポートしながら、できる範囲で一緒に練習をこなす。山崎裕司監督は「5組分のウエートをやってのけた」と証言するほどの努力家だ。いまでは「清宮のボール渡しじゃないとノックのリズムが掴めない」と指揮官。田中貴祐樹部長も「選手たちを叱るときはまず清宮に言う」ほど欠かせない存在になった。

 同じ字の早実・清宮について聞くと「特に意識したことはないけど、あだ名はキヨミヤです」と笑った。試合後に「選手がしっかり頑張ってくれた」と自分が活躍したように喜んだ。次戦の3回戦は16日の我孫子二階堂戦。「スコアを細かくとって、試合を勝ちに進められたら」と縁の下の力持ちとして勝利に導くことを誓った。(畑 大地)

 ◆清宮 蓮(せいみや・れん)1998年(平10)9月30日、千葉県生まれの18歳。小3から八生ジャガーズ(当時)で野球を始め、玉造中野球部で二塁手。千葉敬愛では2年春から学生コーチに転身。家族は両親。

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