鳥羽14安打快勝発進!100年前Vの京都二中の初戦超えた

[ 2015年8月11日 05:30 ]

<鳥羽・岡山学芸館>初戦を突破した鳥羽ナインはハイタッチ

第97回全国高校野球選手権第5日・1回戦  鳥羽7-1岡山学芸館

(8月10日 甲子園)
 1回戦2試合、2回戦1試合が行われた。第2試合は1915年の第1回大会で優勝した京都二中の流れをくむ鳥羽(京都)が岡山学芸館を7―1で下し、15年ぶりの勝利。初回に小薗(こその)晋之介内野手(3年)が先制2ランを放つなど打線が14安打をマークした。第1試合は3季連続出場の高崎健康福祉大高崎(群馬)が藤井学園寒川(香川)に10―4で快勝。宮本隆寛外野手(2年)が3盗塁を決めるなど、10安打に7盗塁を絡め、甲子園春夏通算10勝目を挙げた。

 100年の時を超えて王者の底力は受け継がれていた。初回2死二塁だ。鳥羽の4番・小薗が真ん中高めのスライダーをフルスイング。青空に高々と舞い上がった打球は浜風に乗り、左翼席へと吸い込まれた。チーム今夏第1号の2ラン。試合の主導権を握った。

 「京都二中の方もアルプスに来られていた。その方たちの魂、見えない力のおかげで打つことができました」

 公式戦初アーチが聖地で飛び出し、夢見心地だった小薗。実は前日の朝食に寝坊で遅刻し、前日の全体練習参加が認められず、草むしりを命じられていた。この日は気合を入れ、早朝5時に起床して汚名返上に燃えていた。京都大会6試合でチーム本塁打は0本。山田知也監督は「小薗の一発で地に足が着いた」と勢いづかせた一発に感謝した。

 高校野球100年の節目。第1回大会で優勝した京都二中の後継校として、6月以降に約100件の取材を受けるなど、注目を集めてきた。京都大会はノーシードから一気に頂点へ。指揮官が「何ともいえない流れを感じる」と話すように、最高潮のムードで甲子園に乗り込んだ。打線は6回以降、着実に点を加え、先発全員の14安打7得点。100年前、京都二中の初戦は13安打で大先輩たちを上回った。

 同校の応接室には第1回大会の優勝旗レプリカが飾られ、当時のスコアブックなども事務室の金庫に保管されているという。3年前のセンバツ出場時には、京都二中の校名を英訳した頭文字「KSMS(Kyoto Second Middle School)」をユニホームの左袖に刻んだ。6日の開会式で選手宣誓した梅谷主将は「僕たちも一戦一戦戦い、優勝を目指している」と意気込む。100年ぶりの日本一へ。鳥羽が王座奪還へと突き進む。(吉仲 博幸)

 ▼オリックス・平野佳(01年度卒。甲子園で観戦)いいゲーム。勝ってくれてうれしいです。校歌も一緒に歌えたので、良かったです。

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