阿部再生へ3コーチ総動員 原監督「人事を尽くして天命を待つ」

[ 2015年8月11日 06:57 ]

休日返上で打撃練習する阿部

 阿部再生で混セを抜け出す。巨人の野手陣は10日、休養日を返上しジャイアンツ球場の室内練習場で打撃練習。村田総合コーチと打撃コーチ兼任の高橋由が、投手側から阿部の打撃を見守った。

 チェックポイントは、ミスショットにつながる体の開きの早さだ。最近2カードで16打数2安打の阿部は「近め(の球)を意識しすぎて開いているから」と、右足を三塁側方向に踏み込んでいくクロス気味のステップに変更した。村田コーチは清水打撃コーチと一緒に映像を確認後、練習前に阿部に助言。総動員で復調へ後押しした。

 全体では1時間程度の練習ながら、阿部はさらに早出で30分間の打ち込み。4連敗中の3位で、残り39試合を前に「ここからは結果。結果オーライでもいい」と、なりふり構わぬ決意だ。

 原監督は「人事を尽くして天命を待つ」と、この日の練習を振り返った。11日のDeNA戦(東京ドーム)では、後半戦では実施していなかったホームゲーム前の高速マシンによる打撃練習を再開予定。「あれだけ速い球にやられているからね」と逆襲を期した。(大林 幹雄)

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