黒田、自身の500登板より清宮に関心「どんな打者に成長するか」

[ 2015年8月11日 10:10 ]

好投で自身の500試合登板に華を添えたい黒田

 敵地で巨人に3連勝した広島は11日から本拠地で2位・ヤクルトと3連戦。初戦先発の黒田博樹投手(40)は“節目”の試合でチームを4連勝に導く快投を誓った。日米通算500試合目の登板。「記録に関しては引退してから」と関心を示さない右腕だが、借金完済へ、さらなる連勝が必要なチーム状況は強く認識する。一戦必勝―。それが自らに課したノルマだ。

 遠征先で巨人に3連勝し、地元で迎えるお盆興行の6連戦初戦。今季3度目の4連勝に向け、黒田は炎天下のマツダスタジアムで汗を流した。6回を7安打4失点(自責3)に終わった、前回4日の阪神戦(同)から中6日。自身にとってはリセットの一戦だ。

 「(前回は)ボールが中に入り、下位に連打されたのが反省点。いい状態の時があれば悪い時もある。切り替えて、試合をつくっていきたい」

 8勝目を目指す今季17試合目の先発。黒田にとっては、日米通算500試合登板となる節目の試合でもある。日本球界では過去94人、広島では大野豊、長谷川良平、佐々岡真司、北別府学らに次ぐ。現役19年目での到達を感慨深げに振り返る。

 「(97年の)初登板から考えると、たどり着くと思わなかった。いろんな人の支えでここまで来られた。ただ記録に関しては引退してから、涼しいところで考えますよ」

 周囲への感謝の気持ちを表し、酷暑に絡めて笑いを取ったものの、記録そのものにはさほど関心を示さなかった右腕。一方で、関心を寄せる人物はいた。夏の甲子園で注目を浴びる早実のスーパー1年生・清宮だ。黒田は接点を明かした。

 「リトルリーグの大会で彼が米国に来た時、ヤンキースタジアムでチラッと見た。当時から名前は聞いていたし、体格はズバ抜けて大きかった。映像も見たことある。どんな打者に成長するか、一野球人として楽しみ」

 和製ベーブ・ルースの異名を取るスラッガーに興味津々の40歳。右腕の興味が同時に、個人記録よりチームにあるのは言うまでもない。巨人に負け越すと、Vの可能性が限りなく萎む正念場で3連勝し、底力を見せつけただけに2位のツバメ撃破にも期待が高まる。

 「順位を考えながら投球はできない。投手は毎日に出られないので、与えられた試合で目いっぱい投げるしかない。先を見ず目の前の1試合1試合」

 ヤクルト戦はここまで3試合に先発し、2勝1敗、防御率2・33。大黒柱が投球でチームに流れを呼び、節目の500試合登板を白星で飾る。(江尾 卓也)

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