86歳OBも駆けつけた 黒田さん「節目の年。縁は感じます」

[ 2015年8月11日 05:30 ]

<鳥羽・岡山学芸館>スタンドから声援を送るOBの(左から)河畑さん、黒田さん、金森さん

第97回全国高校野球選手権第5日・1回戦  鳥羽7-1岡山学芸館

(8月10日 甲子園)
 三塁側アルプス席には46年の第28回大会で京都二中の準優勝に貢献した黒田脩さん(86)、金森正夫さん(84)らOBが駆けつけ、熱い声援を送った。同大会では甲子園球場が連合国軍総司令部(GHQ)に接収されており、舞台は西宮球場(西宮市)だった。黒田さんは甲子園に立つ後輩をうらやみつつ「ここに来ただけでうれしい。節目の年。縁は感じます」と目を細めた。

 京都二中は学制改革で48年に廃校となり、84年にその跡地に鳥羽として復活した。その年、第1回大会(15年)で決勝を戦った秋田中と交流戦を行う際に作った記念ユニホームを着て応援。河畑鎮さん(82)は「有名校ではないけど勝ち上がってほしいですね」と期待を寄せた。

 ▽京都二中の第1回大会 初戦の高松中との準々決勝は15―0で大勝。13安打に相手の10失策が重なり大量得点、投げては先発の藤田が毎回の15奪三振で3安打完封した。和歌山中との準決勝は9回表降雨コールド引き分けを経て、再試合に9―5で勝利。秋田中との決勝は0―1の8回に追いついて延長戦となり、13回2死二塁から敵失により2―1でサヨナラ勝ち。大会初代優勝校となった。

 【第1回大会VTR】
◇第1回大会(1915年)
 ▽準々決勝
京都二中
 002 101 227―15
 000 000 000―0
高松中
 (京)藤田―山田
 (高)大西―加納

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2015年8月11日のニュース