セパ首位の貯金差「28」 史上最大差となる可能性も

[ 2015年8月11日 12:00 ]

 パが61勝44敗3分けと大勝した交流戦を境に、セ、パは対照的な展開になった。ここでは、貯金をテーマに両リーグの首位にかかる記録と、過去のリーグ間の貯金格差について調べてみる。

 パはソフトバンクがマジック35と連覇に向け独走態勢に入った。率いるのは秋山監督の後を受けた工藤新監督。85、86年西武の広岡、森監督以来の、異なる監督による連続Vが見えてきた。また、貯金は昨季の18に対しここまで32(63勝31敗3分け)。大幅に増やしそうで新監督がいきなり手腕を発揮している。

 2リーグ制以降、貯金30以上の優勝例は、50年松竹の63を筆頭に56チーム。うち、新人監督が率いたのは50年毎日(湯浅監督)の47、02年西武(伊原)の41、60年大毎(西本)、02年巨人(原)の各34と4チームしかない。ソフトバンクは、現在のペースなら最終貯金が47まで届く計算。湯浅監督の毎日に並ぶ勢いで、記録の期待が懸かる。

 一方のセは貯金4の阪神が首位。仮に、現在勝率・520の阪神が貯金10とするには、残り42試合を24勝18敗の勝率・571で乗り切らなくてはならず容易ではない。このまま2桁貯金が不在に終わると、73年巨人が6、92年ヤクルトが8、98年西武が9でリーグ最多貯金となって以来。セ、パ通じ4度目になってしまうが、5月27日DeNA(貯金10)以来の2桁貯金チームは現れるか。

 このように、両リーグの首位は対照的で、貯金差は実に28。同一年のセ、パV球団で、貯金が最も開いたのは、12年巨人と日本ハムの28となっており、今季は最大差となる可能性も十分ある。また、日本シリーズの対戦結果を貯金差別に分けると、プラス24以上の5チームは全て日本一。貯金劣勢側では、71年巨人のマイナス23が最大差のVケースで、23以下が勝負圏内だ。今後、格差は広がるのか、セが奮起するのか。日本一決戦に向け注目していきたい。(記録課・志賀 喜幸)

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