龍谷1メートル60左腕・池田 母に贈る力投!来年こそ甲子園勝利だ

[ 2015年8月11日 05:30 ]

<秋田商・龍谷>号泣する池田(右)と徳山監督

第97回全国高校野球選手権大会2回戦 龍谷1―3秋田商

(8月10日 甲子園)
 お母さんに気持ちは伝わったはずだ。龍谷(佐賀)の池田智浩投手(2年)が秋田商戦に先発。甲子園デビューを飾った。20年ぶり2度目の出場だったチームは1―3で敗戦。夏初勝利はまたお預けとなったが、池田は8回途中まで力投した。

 1メートル60と小柄な体から5種類の変化球を繰り出す技巧派。甲子園見学の際に「マウンドは投げやすそう。自分は身長が低いので低いところから低めに決まる。この利点を生かし立ち向かうだけ」と意気込んでいた。

 中学1年時は1メートル35、高校入学時は1メートル52。牛乳を一日1リットル飲んだりしたが、背は伸びなかった。それでも九州大会決勝で完投して優勝へ導き、佐賀大会でも4試合に登板。小さなエースはチームの原動力になっていた。

 母の存在が大きい。九州国際大付(福岡)のエース富山の14人きょうだい、母・美薫(みか)さんとの15人家族が話題となったが池田も負けてない。5人兄姉の末っ子で母・啓子さん(55)と祖父母の8人家族。家庭を支える母に「いいところを見せたい」との思いで、小学1年から最も目立つ投手一筋。感謝を白球に込め続けた。出発前に「任せたよ」と声をかけられ、うなずき出発した。

 小柄ながら優れた投球術でプロで活躍するヤクルト・石川を参考にしている。この日の相手はくしくも、その石川の母校だった。相手エースに16三振を奪われたが、池田も勝負どころでキレのある変化球が光った。負けはした、だが、あと1年ある。さらにデカくなって聖地に戻ってくるはず。もっと「いいところを見せる」ために。

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