ヤンキース テシェイラが過熱ファンに警鐘「不満分かるが…」

[ 2015年8月11日 15:41 ]

ヤンキースのマーク・テシェイラ内野手 (AP)

ア・リーグ ヤンキース0―2ブルージェイズ

(8月9日 ニューヨーク)
 ヤンキースのマーク・テシェイラ内野手(35)は本拠地ヤンキースタジアムで9日に行なわれたブルージェイズ戦でファウルボールを追う際、ファンから体当たりされたことに不快感を示した。

 9回、テシェイラはコラベロの飛球を追って一塁側のフェンスに体を密着。右手を伸ばして一度はファーストミットにボールを収めたように見えたが、結局こぼれ落ちてファウルとなった。

 観客席へと落ちたファウルボールを求め、ファンが一目散に駆け寄ったが、身を乗り出していたテシェイラと激しく接触し、同選手はそのファンに向かって怒りをあらわに。その様子はテレビカメラもはっきりと捉えられていた。

 試合後にテシェイラは「ファウルボールを取りにファンが走り込んできけれど、自分は大丈夫」と特にケガなどはないことをアピール。また、同試合では田中がバティスタにソロ本塁打を浴びた後、ホームランボールをファンがグラウンドに投げ返したが、これがレフトを守るガードナーに頭に直撃する場面も見られた。

 これは意図的に選手を狙ったものではなかったとのことだが、テシェイラは「観客は選手を批判することはできても、危害を加えることはできない。チームが3連敗で不満なのは分かるけれどね」とコメントを続け、行き過ぎたファンの行為に警鐘を鳴らしていた。

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2015年8月11日のニュース