西武・牧田 岸負傷で代役から主役に 5日前に通達も堂々7回無失点

[ 2015年3月28日 05:30 ]

<西・オ>ファンの歓声に応えるメヒア(左)と牧田

パ・リーグ 西武1-0オリックス

(3月27日 西武D)
 エース岸のアクシデントで巡ってきた初の大役を見事に果たした。西武・牧田が7回を5安打無失点。接戦を制してチームに4年ぶりの開幕戦勝利をもたらし、「1点が取れなくて厳しい試合を勝てて良かった」とホッとひと息ついた。

 岸が21日のDeNAとのオープン戦で左脇腹を痛めたことで首脳陣は予定していた開幕投手の回避を決断。WBCなど大舞台の経験がある牧田に代役を託した。

 6回は警戒していた糸井と中島に連打を許して1死二、三塁のピンチを招くが、「“やべー楽しくなってきた”って感覚。変人なんですかね?ピンチで楽しくなったのは初めて」。内外角を丁寧に突き、持ち味の緩急でブランコ、T―岡田を打ち取り、直後の先制点への流れをつくった。

 岸とは同い年の30歳だが、「常に自分は2番目だと思っていたんです。だから代役をすんなりできたんですかね」と分析した。

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