敗戦も光!DeNA筒香豪快1号 関根はセ史上最年少19歳開幕弾

[ 2015年3月28日 05:30 ]

<巨・D>5回、右越えソロを放ちベンチで迎えられる筒香(左)

セ・リーグ DeNA2-3巨人

(3月27日 東京D)
 2年連続で開幕戦黒星スタートも、指揮官は前向きだった。巨人を上回る9安打。DeNAの中畑監督は「最後の最後までいくんだという空気があった。いいんじゃない。あしたいこうよ、あした!」と声を張り上げた。

 敗戦にも光はあった。まずは全試合4番起用を明言している筒香だ。5回に菅野のカットボールを捉えて右翼席上段へ1号ソロ。「負けたら意味がない。(6、8回の得点圏で)2本打っていれば同点になっている」と悔しさをにじませたが、春季キャンプで助言を受けた松井秀喜氏の前で豪快な一撃を放った。

 19歳の関根も代打でプロ初アーチ。9回2死から沢村の初球の直球を右翼席上段へ。セ・リーグでは開幕戦史上最年少弾に「打った瞬間いったと思った。直球一本で悔いのない打席にしようと思った」と振り返った。2月11日にいとこの佐藤美蘭さん(享年13)が難病の脳幹出血で他界。「四十九日は魂が近くにいると聞いた。開幕は絶対スタメンで出たい」と掲げた目標はかなわなかったが途中出場で天国にアーチを届けた。「(先発で)出られなかった悔しさがあった。続けてやれるように頑張ります」と貪欲だった。

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