工藤ソフト「すみません」8年ぶり黒星発進…4番内川2併殺12残塁

[ 2015年3月28日 05:30 ]

<ソ・ロ>3回2死一、三塁、長谷川(左)が空振り三振jに倒れ渋い表情の工藤監督

パ・リーグ ソフトバンク1-3ロッテ

(3月27日 ヤフオクD)
 プロ野球は27日、セ、パ両リーグが同時に開幕し、日本一連覇を目指すソフトバンクはロッテに1―3で敗れた。打線は4番に座った内川聖一外野手(32)が2併殺打に倒れるなど、9安打を放つも12残塁の拙攻。守備では松田宣浩内野手(31)のタイムリーエラーなどミスが出て、工藤公康新監督(51)の公式戦初采配を飾れなかった。チームは2007年以来8年ぶりのシーズン黒星発進。それでも新指揮官は前を向き、28日の第2戦で初勝利を奪いに行くと誓った。

 2点差まで迫り、なお2死二、三塁。打席には4番・内川が入った。ロッテ・西野から放った打球は強烈だったが、二塁手のクルーズの好守に阻まれてゲームセット。ただ、初采配の開幕戦に敗れ、選手サロンに現れた工藤監督の表情は暗くはなかった。ねぎらおうと待っていた王貞治球団会長に「すみません。負けてしまいました」と帽子を取る。その声は予想外に明るかった。

 「ドキドキしました。最高にドキドキしたのは9回。オープン戦と変わらずサインを出せたし、手が動かないようなこともない。選手はしっかりそれに応えてくれた」

 負けた悔しさもあったが、監督としての第一歩を踏み出せた充実感も混在した。勝負手に出たのは2点を追いかける7回だ。無死一塁、この日、2安打の中村晃に対し、送りバントを命じた。「簡単に送ることはしない」との信念と葛藤はあった。だが、それ以上の期待感が3番・柳田にあった。「1点取れば雰囲気も変わると思った。(柳田は)いい感じで打席に入っていた。ここは彼に任せようと思った」。その思惑は柳田が四球、内川が併殺打でついえたが、決断できたことには納得の様子だった。

 チームの中心として期待した選手が結果を出せなかったが、指揮官は全てを受け止めた。4番で主将に指名した内川は3回無死一、二塁にも併殺打に倒れた。選手会長の松田は8回1死一塁から遊ゴロ併殺打に倒れ、守備では6回2死一、三塁でクルーズの打球をトンネルするタイムリーエラーを犯した。ただ、指揮官は気にも止めない。内川には「いつも(チャンスで)打てたらチームは負けることはないよ」。松田には「エラーしたら練習すればいい。エラーをしない人はいない」と責めるつもりはさらさらなかった。

 チームは王会長が指揮していた07年以来、8年ぶりの開幕戦黒星となった。指揮官から頭を下げられた王会長は「あしたから行こう」と短く、返した。143分の1を終えただけだ。「この悔しさはまたあした晴らせるようにしたい」。にこやかに試合後の会見を終えた。いつかこの日を笑って振り返れるように。28日の第2戦、全力で白星で取りにいく。

 ▼ソフトバンク・摂津(4年連続開幕戦勝利ならず)ある程度は自分のピッチングができたと思うが、先に点を与えたのが反省点。

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