ロ軍 3連勝に貢献 ムスタカス「サーフィンみたいだった」スーパーキャッチ

[ 2014年10月15日 15:58 ]

ロイヤルズのムスタカスは体を伸ばしてファールフライをキャッチする (AP)

ア・リーグ優勝決定シリーズ第3戦 ロイヤルズ2―1オリオールズ

(10月14日 カンザスシティー)
 ロイヤルズのマイク・ムスタカス内野手(26)が14日に行われたア・リーグ優勝決定シリーズ第3戦でスーパープレーを見せ、ロイヤルズの3連勝に貢献した。

 1―1と同点で迎えた6回、この回のオリオールズの先頭打者であるジョーンズが三塁側にフライを打ち上げると、サードのムスタカスがそれを追ってファールグラウンドへと駆け出し、すぐ奥にはファンが待ち受ける高さ約60センチのフェンスに張り付いた。

 フェンスが邪魔で打球の落下地点に入れないムスタカスは次の瞬間、フェンス上部に右手を置きながら体を支えて左手を伸ばすと、フェンスから身を乗り出して完全にファールになる打球をキャッチ。勢い余ったムスタカスはこのスーパープレーに歓喜するファンへと飛び込んだ。

 「フェンス際でこれはちょっと落下地点まで届かないかなと思った。そこで体を伸ばしてキャッチした。観客席に飛び込んでも地面に落とさずにケガなく支えてくれたので、自分はファンから信頼されているのだろう。そのファンが観客席から自分をグラウンドへと押し戻す時はサーフィンみたいだったよ」とムスタカスは自身のプレーを振り返り、地元カンザスシティーのファンに感謝した。

 その裏、ロイヤルズは青木の中前打をきっかけに決勝の1点をもぎ取り、オリオールズに3連勝。バットでは3打数無安打と快音が聞かれなかったムスタカスだが、チームの闘志に火を付けるファインプレーだった。
 

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