青木 勝ち越し口火の中前打!ロイヤルズ、PS7連勝でリーグV王手

[ 2014年10月15日 12:03 ]

オリオールズ戦の6回、中前打を放つロイヤルズ・青木(AP)

ア・リーグ優勝決定シリーズ第3戦 ロイヤルズ2―1オリオールズ

(10月14日 カンザスシティー)
 ア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)は14日(日本時間15日)、カンザスシティーで第3戦が行われ、青木宣親外野手(32)のロイヤルズ(ワイルドカード)は2―1でオリオールズ(東地区優勝)を下し、3連勝で29年ぶりのリーグ制覇へ王手をかけた。青木は「2番・右翼」で先発し、6回に元中日のチェンから勝ち越しを呼ぶ中前打を放つなど3打数1安打だった。

 ロイヤルズは2回、ピアースとハーディの連続二塁打で1点を先行されたが、4回にケーン、ホズマーの連打とバトラーの四球で1死満塁とし、ゴードンの二ゴロの間にケーンが生還して1―1の同点に追いついた。

 青木はこの試合まで日米通算で対戦打率・372(43打数16安打)と打ち込んでいたオリオールズ先発左腕チェンを相手に、第2打席までは凡退。初回の第1打席は1死から内角低めの速球を打ち損じて二ゴロ、4回の第2打席も内角の速球を二ゴロに終わった。しかし1―1の6回、真ん中に入ったツーシームを中前に弾き返してチャンスをつくり、代走ダイソンと交代。ロイヤルズはホズマーの右前打で1死一、三塁としてチェンをマウンドから引きずり下ろすと、バトラーが2番手ガウスマンから左犠飛を放ち、ダイソンが勝ち越しのホームを踏んだ。

 その後はロイヤルズの救援陣が無安打無失点でリレーし、1点のリードを守り切って逃げ切り。ワイルドカードゲームからポストシーズン7連勝をマークし、ワールドシリーズを制覇した1985年から30年越しのポストシーズン連勝は10に伸びた。

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