ソフトB 執念の9回逆転サヨナラ勝ちで日本Sまであと2勝!

[ 2014年10月15日 21:22 ]

<ソ・日1>9回1死二、三塁、サヨナラ打を放ち、ナインの手荒い祝福を受ける吉村(中央)

パ・リーグCSファイナルS第1戦 ソフトバンク3―2日本ハム

(10月15日 ヤフオクD)
 パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第1戦は15日、ヤフオクDで行われ、3年ぶりのリーグ制覇を果たしたソフトバンクとレギュラーシーズン3位から勝ち上がった日本ハムが対戦。ソフトバンクは1点をリードされた9回に吉村の中越え2点打で逆転サヨナラ勝ちし、アドバンテージの1勝と合わせ対戦成績を2勝とした。

 今季限りでの退任を発表した秋山監督のためにも負けられない。ナインの執念が土壇場で爆発した。1点ビハインドの9回、先頭・李大浩の四球と松田の中前打から1死二、三塁とすると、吉村が中越えに2点適時打を放って劇的勝利を決めた。
 
 苦しい初戦だった。3回に吉村の右前打から2死二塁とすると、柳田がライトフェンス直撃の適時二塁打を放って1点を先制。だが、微妙な判定をきっかけに窮地に追い込まれた。

 7回。同点に追いつかれた後、無死二塁のピンチで小谷野の送りバントを捕手・細川が三塁に送球。タイミングはアウトかと思われたが判定はセーフに。秋山監督がベンチから出て抗議したものの、判定は覆らず無死一、三塁とピンチが広がり、赤田の遊ゴロの間に勝ち越し点を奪われた。

 それでも粘った。先発・大隣は7回2/3を5安打2失点。その後を森、森福、五十嵐とつないで再逆転劇につなげた。これでファイナルステージ2勝とし、日本シリーズ進出まであと2勝した。

 日本ハムは7回に中田が左越えにソロ本塁打を放って同点に追いつき、なおも大谷の左前二塁打と犠打野選で無死一、三塁から赤田の遊ゴロの間に勝ち越し。投げては先発・浦野が好投したが、9回にピンチを背負って降板。最後は2番手・増井が打たれて痛恨の逆転負けを喫した。

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