8勝目の黒田 三振1個は内野陣信頼の証「いい投球ができる」

[ 2014年8月19日 05:30 ]

<レイズ・ヤンキース>8勝目を挙げた黒田

ア・リーグ ヤンキース4―2レイズ

(8月17日 セントピーターズバーグ)
 鬼門を乗り越えた。ヤンキースの黒田博樹投手(39)が17日(日本時間18日)、レイズ戦で6回2/3を4安打2失点。過去4試合で1勝2敗、防御率6・94と相性の悪かった敵地トロピカーナ・フィールドで12年9月5日以来711日ぶりの今季8勝目を挙げた。

 配球の工夫が奏功した。「僕はゴロを打たせる投手。(得意球の)ツーシーム、スプリットに左打者は明らかに下からバットが出てくる。同じ軌道でバットを出されないようにフォーシームを使った」。本拠地を含めた通算防御率も6・07と苦戦していたレイズ打線を、直球を増やすことで幻惑。ストライクを先行させ、最速は95マイル(約153キロ)をマークした。

 三振は1個だけ。ゴロを打たせる投球を助けたのが、後半戦から加わった二塁プラード、三塁ヘドリー、遊撃ドルーの再三の好守だ。「内野があれだけ守ってくれればいい投球ができる」と感謝。中6日の登板間隔を与えられ「メンタル的な部分で多少の切り替えができたのが大きい」と首脳陣の配慮にも4試合、23日ぶりの白星で応えた。

 チームは2連勝で地区2位に再浮上。残り40試合でベテランがラストスパートに弾みをつけた。

 ▼ヤンキース・イチロー(途中出場で9回に右中間の飛球を好捕)目を離せない。離していたら捕れない可能性があるから。きょうはいい方にいきました。

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