育成出身・飯田「うれしい」プロ初白星 ドラ1左腕に投げ勝った

[ 2014年7月30日 21:35 ]

<楽・ソ)>プロ初勝利を挙げ、ウイニングボールを手に秋山監督(左)とガッチリ握手をする飯田

パ・リーグ ソフトバンク3―0楽天

(7月30日 山形)
 昨秋のドラフトで5球団が競合した“エリート”左腕との投げ合いを制してプロ初勝利。「めちゃくちゃうれしいです。9回は絶対抑えてくれると思っていたので何の不安もなかったです」。育成出身で11人目となる白星を手にしたソフトバンク・飯田は敵地でのヒーローインタビューとあって控えめに喜びをかみしめた。

 5回までスコアボードに「0」が並ぶ緊迫した投手戦。飯田は2回に先頭の銀次に二塁打を許し、5回には2死一、三塁のピンチを招くなど走者を背負う投球が続いたが、楽天に得点を許さず「要所要所をしっかり粘れて投げられたのが大きかった」と胸を張った。

 6回2死で一、三塁から内川の右中間2点適時二塁打で待望の先制点。「素直にホッとトしました」と振り返った2年目の左腕は6回を3者凡退に抑え、7回以降を救援陣に託した。

 東農大北海道オホーツクから2012年の育成ドラフト3位でソフトバンク入り。今年5月に支配下登録され、登板6試合、先発5試合目で勝ち取った勝利。ウイニングボールは「母親にプレゼントしたい」と照れながら「やっと勝つことができた。これからも(白星を)積み重ねていけるように頑張っていきたい」と気合を入れ直していた。

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