Gキラーだ久保!工藤以来球団7年ぶり3勝 チームは4連勝

[ 2014年7月30日 05:30 ]

<巨・D>5回まで無失点のDeNA久保

セ・リーグ DeNA9-1巨人

(7月29日 京セラD)
 DeNAは29日、打線が爆発して巨人に9―1で大勝し、今季5度目の4連勝を飾った。先発の久保康友投手(33)が7回を4安打1失点と好投し9勝目。巨人戦は3連勝(1敗)で、巨人相手に年間3勝は球団では07年の工藤公康以来となった。打線は1番の荒波翔外野手(28)が3安打4打点の活躍を見せ、先発全員16安打の猛攻。7月の勝ち越しを決めて、借金を7まで減らした。
【試合結果】

 三塁ベンチ前で淡々とハイタッチする姿が久保らしさを象徴していた。7回4安打1失点の快投で今季9勝目。巨人戦は今季3勝目と相性の良さを発揮も、「無駄な四死球が多かった。この点差だったらもう1イニングいかなきゃダメ」と辛口だ。

 ピンチでも平常心はぶれない。初回に高橋由への死球の際、右膝を故意に出したと有隅球審にアピール。続くアンダーソンにも死球を与えたが謝らず、巨人ファンのブーイングを浴びた。2死満塁で村田をスライダーで遊ゴロ。6回も高橋由に2度目の死球の後、アンダーソンをフォークで投ゴロ併殺打に仕留めた。

 高度な技術の裏付けがあるからこそ淡々と投げ込める。直球は6回に最速147キロを計測したが、序盤は130キロ台。同じ球種で10キロ以上の球速差があるが、フォームに違いはない。「投げる時の胸の筋肉の張り方で調整している。感覚的に身に付けた」。スライダー、カットボールも状況に応じて球速差をつける立体的な組み立てで打ち気をそらした。打撃でも一塁手・アンダーソンが前にチャージしているのを見計らい、2回に一、二塁間へのプッシュバントで内野安打。大量得点の足掛かりをつくった。

 考える野球は少年時代が原点だ。奈良県橿原(かしはら)市立八木中では軟式野球部で3番手投手。「自分より常に上の選手がいた。考えて工夫するしかなかった」。関大一高(大阪)から松下電器に入社したが、大学に進学して野球を辞めて勉強に没頭したい気持ちもあった。常識にとらわれない柔軟な発想は大きな武器になる。1・2秒台が及第点のクイックも久保は1秒を切る。巨人戦も特別な意識はない。「気持ちを盛り上げて良い結果が出たことが少ない」と淡々と話した。

 チームも今季5度目の4連勝で巨人戦は11年以来3年ぶりの3連勝。それでも中畑監督は「久保が巨人キラーみたいな雰囲気で抑えてくれた。出来過ぎだね。あしたの試合が大事」と大はしゃぎはしない。まだ借金7。勝ち続けるしかない。

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