堂林 読み的中のサヨナラ弾は今季自身初安打「最高でーす!」

[ 2014年4月2日 22:55 ]

ヒーローインタビューで広島・松山(右)と菊池(左)から水をかけられる堂林 

セ・リーグ 広島4―3ヤクルト

(4月2日 マツダ)
 直球一本に絞って強振した打球は、右方向へ舞い上がった。右翼手がゆっくり後退するも最後は白球を見送るしかなかった。一塁ベースを回っていた広島・堂林はその瞬間大きくガッツポーズ。試合時間があと10数分で5時間になろうかというゲームに決着をつけた一撃に「最高でーす!」とお立ち台で絶叫した。

 開幕の中日戦でスタメンも4打数無安打3三振。2戦目から先発落ちどころか、出場すらなかった。本拠地に帰っても途中出場。この日も延長10回、投手の永川勝の代打として登場した。

 そして2打席目。感嘆に追い込まれるた。「皆さんの頭には三振がよぎったと思いますが」と堂林。フルカウントまで持ち込むと、スライダーを見切っていたことから、最後は真っすぐと読んでいた。読み通りの一発は実は今季初安打。「やっとスタートが切れた」と笑った背番号7。2カード連続勝ち越しを決めたカープに、欠かせない若武者が帰ってきた。

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2014年4月2日のニュース