ドラ6岩崎 ダメ虎救った!プロ初登板初勝利、打線も15点爆発

[ 2014年4月2日 21:29 ]

<神・中>「いわさき」ではなく「いわざき」です。プロ初先発で力投する岩崎

セ・リーグ 阪神15―0中日

(4月2日 京セラD)
 阪神ドラフト6位の左腕・岩崎(いわざき)が、投壊状態のチームを救った。中日戦にプロ初登板初先発し、5回を3安打無失点でプロ初勝利。開幕4戦で球団ワースト37失点と絶不調だった投手陣に活を入れた。打線も16安打を放ち今季初の2桁得点となる15得点で大勝した。

 背番号「67」が躍動した。ルーキー左腕の岩崎は何度も走者を背負いながらも粘り強く投げ続けた。0―0の3回、先頭の谷繁を四球で歩かせ、荒木の左中間二塁打で2死二、三塁のピンチを招いたが、3番ルナを右飛に打ち取った。

 「藤井さんのサイン通りに、ミットを目掛けて一生懸命投げました。緊張はしましたが、ある程度は思っていたピッチングができたかなと思います」

 ルーキーの力投に、3回まで中日・岡田の前に1人の走者も出せず沈黙していた打線もようやく目を覚ました。4回、先頭の上本が四球で出塁すると、ベンチが仕掛ける。続く大和がバントの構えからバスターエンドラン。叩きつけた打球が左翼に達する間に一、三塁と好機が広がった。

 鳥谷の死球で無死満塁とすると、ゴメスはストレートの押し出し四球。13イニングぶりの得点で先制した。なおも、マートンの右犠飛、新井良の今季初安打となる中越え適時二塁打が飛び出すと、福留に代わって今季初スタメンの俊介も中前適時打で続き、この回4点を挙げた。

 流れをつくった岩崎は5回を3者凡退に抑えると、その裏に代打を送られ交代。「たくさん点を取っていただいた」と岩崎。救援陣も零封リレーで岩崎のプロ初勝利に花を添えた。

 その後も11点を追加した阪神は今季初の2桁得点となる15得点で大勝。連敗を2で止め、1日で単独最下位を脱出した。

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