龍谷大平安が初優勝! 履正社との京阪対決を制した

[ 2014年4月2日 15:03 ]

<履正社・龍谷大平安>優勝の瞬間、龍谷大平安ナインは抱き合って喜ぶ

第86回選抜高校野球大会決勝 龍谷大平安6―2履正社

(4月2日 甲子園)
 第86回選抜高校野球大会第12日(最終日)は2日、甲子園球場で決勝戦を行い、龍谷大平安(京都)が履正社(大阪)を6―2で下し、大会最多38度目の出場で初優勝を果たした。

 龍谷大平安は初回、1番・徳本が右越え三塁打を放ち、2番・大谷の二塁への内野安打で徳本が三塁から生還し、わずか5球で先制。さらに犠打と連続四球で1死満塁としてから、6番・常(つね)の押し出し死球で2点目を入れた。

 その後は点の取り合いとなったが、龍谷大平安は3回、2死一、三塁から7番・石川の右前適時打で1点を加えて3―1とすると、4回には先頭の8番・高橋佑の右越え三塁打を足場に1死三塁としてから1番・徳本の左前適時打で3点をリード。9回には1死二塁から主将の4番・河合が右越え2ランを放ってリードを4点に広げ、履正社を突き放した。

 守っては、2―1とリードして迎えた3回に2年生左腕の高橋奎が連打されて無死一、三塁のピンチを招くと、原田監督はすかさず2番手・元氏へとスイッチ。その元氏が後続を絶って無失点で切り抜ける好リリーフを見せると、8回1死満塁とされた場面では、相手9番・永田へのカウントが2ボールとなったところで背番号1をつけた中田が4番手として登板し、後続をピシャリと抑えるなど継投策が奏功した。

 履正社は0―2で迎えた2回、1死二塁から8番・絹田の中前適時打で1点を返し、1―4で迎えた5回には敵失と暴投で得た2死三塁から5番・西村の中越え二塁打でもう1点を返して2点差に。2―4で迎えた8回には1死満塁と一打同点もしくは逆転の場面を迎えたが、決定打が出ず、昨年の近畿大会準決勝で7―11と敗れた龍谷大平安の前にまたしても涙を飲んだ。

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