巨人 日本タイだ!03年以来の開幕4戦56安打 ロペスもうV3号

[ 2014年4月2日 06:13 ]

<D・巨>勝利を喜ぶナインの輪の中で阿部(右から2人目)に抱きつかれ祝福されるロペス

セ・リーグ 巨人2-1DeNA

(4月1日 横浜)
 巨人は1日、DeNA戦で延長10回、ホセ・ロペス内野手(30)が2戦連発となる決勝の左越え3号ソロを放った。先発の内海哲也投手(31)が8回1失点の好投も今季初の延長戦に突入。それまで4打席凡退していた5番の助っ人が決着をつけた。チームは3勝1敗で広島と並んで首位をキープ。打線は9安打で開幕4試合連続2桁安打を逃したものの、開幕4戦目までで56安打として03年のチームに並ぶプロ野球最多記録となった。

 完全に配球を読み切ってのフルスイングだった。1―1で迎えた延長10回2死無走者。ロペスはフルカウントから長田が外角高めに投じたスライダーに踏み込んだ。低い弾道でも、確信した左越え決勝3号ソロ。冷静な男も興奮気味だった。

 「前の打席から(ホームランの)意識を持って打席に入っていた。内海もいい投球をしていて勝たせたかったが、チームが勝つことが何より大事。初めてのビジターで勝利を求めていた」

 打率・500、3本塁打、11打点。本塁打と打点でリーグ2冠と開幕から打ち続ける要因を「2年目で投手の持ち球や、傾向が分かっているから余裕を持って打席に入れる」と語った。昨季、来日1年目の巨人助っ人では過去最高の打率・303をマークしたが、18本塁打に終わった。メジャー通算92本塁打を誇る30歳は、貪欲だった。母国のベネズエラに各球団の主力投手のDVDを持ち帰り、研究を重ねた。

 見いだしたのは、ボール先行のカウントでは、内角速球と外角の変化球が増える傾向にあること。3ボール1ストライクから外角低めのスライダーにはピクリともせず、次の甘い球を仕留めた。そして、打席を通じた配球。「その前の4打席も外角中心。外中心で来ると意識していた」。凡退した4打席。13球中、内寄りは3球だった。初回に先制打を放ったアンダーソンとは互いの打席を終えると意見交換を行う。母国語のスペイン語での野球談議はリラックス効果も生む。今月下旬には家族が来日する予定で、それも励みになっている。

 原監督はナイター練習を行った前日に「フルカウントから、どういう打撃をするか。それで選手の打撃の調子が分かる」と言った。2度の送りバント失敗などで2点目が奪えず、延長戦に持ち込まれる苦しい展開。くしくも絶好調のロペスがフルカウントから打ち、チームを救った。原監督の「予言」通りだった。3月28日の阪神との開幕戦(東京ドーム)に続いて、観戦した長嶋茂雄終身名誉監督は9回終了時で球場を後にしたが「御前試合」は今季2戦2勝だ。

 指揮官は勝負への執念も示した。10回裏、守護神の西村が先頭打者に四球を与え、三ゴロ併殺で2死無走者とした。だが直後に再び安打されると、ベンチを蹴り上げた。「なかなか点は取れなかった。西村は反省するところがあれば修正してくるでしょう」。開幕4戦で計56安打は03年のチームに並ぶプロ野球最多記録。それでも妥協を許さない姿勢は、チームにいい緊張感を生んでいる。

 ≪連続2桁安打は逃す≫ロペス(巨)が延長10回勝ち越しの3号ソロ。巨人で開幕4戦3発は11年ラミレス以来だ。昨年ロペスはDeNA戦で通算78打数29安打(打率.372)、5本塁打、20打点。特に横浜スタジアムでは36打数16安打(.444)、3本塁打、10打点と敵地で大暴れしており、今季も相性の良さを継続した形だ。これで巨人は開幕から14、16、17、9と4試合合計で56安打。03年巨人自らが11、16、13、16とマークしたのに並ぶ最多タイ記録になった。

続きを表示

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2014年4月2日のニュース