藤浪 自己ワーストタイ6失点 西岡先輩への“思い”かなわず

[ 2014年4月2日 05:30 ]

<神・中>2回1死、森野の打球を右手に当てる藤浪

セ・リーグ 阪神0-10中日

(4月1日 京セラD)
 地元の虎党が待ちわびていた、ホーム開幕戦。そして巨人3連戦の47被安打、27失点という“投壊”の流れを、断ち切りたい試合でもあった。先発は今季から「第2エース」を襲名した藤浪。だが、その右腕をもってしても、勝利は遠かった。

 「投げている球は悪くなかった。でも、結果を残せないと意味がない。勝負どころで抑えられなかったのは、力不足」

 立ち上がりは上々だった。先頭・大島を150キロ直球で空振り三振。気負うことなく、自然体だった。2回には森野の打球が右手直撃も、アドレナリン全開の藤浪には関係なかった。5回までは散発3安打、無失点。球数も64球と、完封ペースの快投を演じた。

 だが…。打線の援護を受けられないまま迎えた6回。突如ボール先行に陥り、1死無走者から四球を挟む3連打を食らった。ここは2失点で踏ん張るも、8回にも1死満塁とされ、森野に犠飛、和田に左前適時打を浴び、4点目を失った時点で降板。2番手・金田が藤浪の残した2走者の生還を許したため、記録上は自己ワーストタイの失点6、同ワーストの自責6で今季初黒星を喫した。失点はともに四球絡み。「余計な四球から失点してしまった」と反省の弁を絞り出した。

 “アニキ”に「勝利」というエールを送りたかった。「試合中によく声を掛けてくれて試合を離れても高校の先輩ですし、アニキ分的な感じの人」。心から慕う西岡は目下、戦線離脱を余儀なくされている。昨季10勝を挙げる後押しを受け、高級スーツをもらうなど、公私両面でお世話になっている存在。「剛さん」の分まで勝ちたかった。登板前日には「3番セカンドの主軸に抜けられたら…。でも、その分、自分がしっかり抑えたい。剛さんの分までカバーするじゃないけど、しっかりと投げたい」と意気込んでいたが、結果を残すことは出来なかった。

 「100球を超えてもマウンドに上がらせてもらい、期待に応えたかった」。それでも先発として今季最長回数を投げた。状態は悪くない。次は、必ず勝つ。

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