西岡 復帰は早くても交流戦か 肋骨骨折で医師が見解

[ 2014年4月2日 08:33 ]

左右の第一肋骨を骨折していたことが判明した西岡(右)

 阪神は1日、西岡剛内野手(29)が左右の第一肋骨を骨折していることを追加発表した。同日、出場選手登録も抹消し、1軍復帰は早くても交流戦開幕(5月20日~)の前後と見られる。

 都内の病院に入院していた西岡は午前中に再度の精密検査を受けた。これまでに分かっていた「鼻骨骨折」「左肩鎖関節の軽い脱臼」「胸部の打撲」に加え、新たな骨折箇所が判明した。

 その後、退院して帰阪し、大阪府内の病院へ転院。引き続き安静が必要で、慎重に経過観察をしていく。球団から全治などの発表はなし。阪堺病院・大木毅副院長が一般的な見解を示した。

 「第一肋骨は打撲では折れないところ。腕が引っ張られ、筋肉が骨をけん引したのでしょう。今は痛くて両方の手を上げられないのではないのでしょうか。骨がつくまで約3週間、野球のプレーができるまで約6週間の見込みです」

 約40試合は西岡不在での戦いを強いられる。「3番・二塁」の抜けた穴は決して小さくはない。和田監督が覚悟を示す。

 「野球生命を左右しかねないものにならなくて良かった。脳、頸椎に異常がなかったことを喜ばないといけない。一日も早い復帰を願っている。(不在は痛いが)簡単には考えていないけど、誰かがカバーしながらやりくりしていく」

 指揮官は改めて、一丸野球を誓った。

 ▽第一肋骨 背骨と胸骨に付いて胸郭を形成し、内臓を覆い保護する左右12対の弓状の骨(肋骨)のうち、最上部に位置するもの。鎖骨の真下にある。

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2014年4月2日のニュース