「エース渡米後にタイトルホルダー生まれる」逆ジンクス

[ 2014年4月2日 09:12 ]

開幕戦でプロ初となる完投勝利を挙げた則本

 いよいよ開幕したプロ野球。パ・リーグは昨シーズン日本一の楽天が、「田中将大の穴」をどうやって埋めるのか――。ここがリーグの動向を占う上でも注目すべきポイントになる。

 単純に考えて、24の貯金が無くなってしまったわけだから、楽天ファンにしてみれば心中穏やかではないだろう。そこで、心強いデータを紹介したい。近年、エース級の投手が渡米した球団の移籍前年と翌年のチーム防御率を比較してみると、多少数字を落としたとしても、そのほとんどが0.10~0.20程度の差。実は極端にマイナスの影響を受けたチームは存在しないのだ。

 それどころか、黒田博樹(現ヤンキース)が渡米した後の広島は、チーム防御率4.22(2007年)から3.78(2008年)に。上原浩治(現レッドソックス)が渡米した後の巨人のチーム防御率が3.37(2008年)から2.94(2009年)と良くなった例すらある。

 また、松坂大輔(現メッツ)が抜けた西武は、翌2007年に涌井秀章?(現ロッテ)が最多勝を獲得。川上憲伸が抜けた中日も、翌2009年に吉見一起が最多勝。和田毅(現カブスマイナー)が抜けたソフトバンクも、翌2012年に摂津正が最多勝。そして、ダルビッシュ有(現レンジャーズ)が抜けた日本ハムは、翌2012年に吉川光夫がMVPと、多くの球団で、新たなタイトルホルダーまで生まれている。

 この「逆ジンクス」効果か、楽天は開幕3連勝。昨年の新人王・則本昂大がプロ初の完投勝利とさらなる飛躍に向けて好スタートをきった。ルーキー・松井裕樹のブレイクもおおいに期待できそうだ。(『週刊野球太郎』編集部)

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