楽天 星野監督と複数年契約で合意 代表「常勝軍団をつくれる環境」

[ 2013年10月5日 06:00 ]

<楽・西>6回1死二、三塁、青山(手前)の暴投で得点を許し、頭を抱える星野監督

パ・リーグ 楽天4-6西武

(10月4日 Kスタ宮城)
 楽天の星野仙一監督(66)が来季以降も指揮を執ることが4日、正式決定した。立花陽三球団社長が複数年契約で合意に達したことを明かした。星野監督は西武戦前、表情ひとつ変えずに「前から(続投の意思を球団に)伝えてある。(単年契約よりも)長いよ」と語った。11年からの長期政権となる。

 11年の楽天監督就任以降は1年ごとに契約を更新してきたが、立花社長は「常勝軍団をつくれる環境づくりという意味で複数年をお願いした」と説明した。今季は銀次、枡田、島内ら若手が成長。さらにジョーンズ、マギーの来日1年目の選手を機能させ、創設9年目で悲願のリーグ初優勝に導いた。同社長は「結果を求められる世界で最高の形を出していただいた。(星野)監督じゃなかったら優勝できなかった」と評価した。

 1軍コーチ陣も全員が残留することが内定。立花社長は「基本線は何も変わらない。可及的速やかに(コーチ)1人1人と話をしていく」と話した。星野監督以下、首脳陣の正式契約は全日程終了後となる見込みだ。

 続投が決定して迎えた試合に敗れ、「(3ボール2ストライクから)ボール球を振っている。そういうところをしっかりしないと競り合いに勝てない。浮かれとったら駄目」と星野監督。楽天を常勝軍団へ導くために厳しい言葉を口にした。

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2013年10月5日のニュース