田沢 コーチに仲間に上原さんに助けられた…71試合登板「夢のよう」

[ 2013年10月5日 07:39 ]

今季、レギュラーシーズンで自己最多71試合に登板した田沢

 レッドソックスのセットアッパーに成長した田沢純一投手(27)が、4日(日本時間5日)の地区シリーズ開幕を控え、メジャーで初めて1年間通して投げたレギュラーシーズンを振り返った。今季は念願の開幕メジャー入りを果たし、自己最多71試合に登板。チームに欠かせない戦力になる中で、さまざまな葛藤も経験し、スポニチ本紙に本音を語った。

 ――今年は開幕メジャー入りを果たし、自己最多の71試合に登板した。

 「2年目(10年)に右肘を手術しているので、それを考えたら、メジャーに帰ってこられたこと自体、夢のようです。手術をした時は正直、帰ってこられるとは思えなかった自分もいた」

 ――試合数は昨季の37試合から倍近く増えた。

 「しんどいとかはあまりなかったですけどメンタルから崩れてフォームがおかしくなった。6月あたりからですね。球速も出なくなって打者との間隔もイマイチで」

 ――その6月は月間防御率が3・29。崩れる兆候はあったのか。

 「少しずつ感じていて(抑えの)ベイリーやハンラハンがケガして大事な部分で使われるようになってから狂った」

 ――決め球のスプリットも落ちにくくなった。

 「カウントが打者有利になると、ストライクを取りにいきすぎて、落ちきれずに打たれることが多かった」

 ――先輩の上原のスプリットが参考になった。

 「アドバイスをいただいて本当に助かりました。ああいうふうに投げられたら、面白いなと思います」

 ――つらかった時期に励みになったことは。

 「デイナ・ラバンジー・ブルペンコーチには凄く感謝しています。登板翌日には投球のビデオを見るようにしていて、後ろから“このボール良かった”とか、“ここはもう少しこう投げた方が良かった”とか助言をくれた。悩んでいた時も“後半を投げるのはおまえ。打たれようがおまえをそういう位置に置くことに変わりない”とも言ってくれた。うれしかったし、踏ん張ってチームに貢献したいと思った」

 ――一時期は抑えも任された。

 「凄く難しい。実際セーブは一つもないですし。緊張感を味わえたのは勉強になりました」

 ――今年の救援陣はチームの強み。雰囲気は。

 「いいやつが多いので非常にやりやすい。ブルペンで日本のお菓子をみんなで食べたりしますし、日本の物を紹介すると受け入れてもくれる。ブレスローはいつも“目薬くれ”とか“ハイチュウがきょうは入っていないぞ”って言ってきたり。上原さんがいるので非常にやりやすいのもあります。上原さんは一番年上なのでみんなにいたずらしていますし、僕も結構からかわれます」

 ――最近、いろんな本を読んでいる。

 「心理学とか、マーケティングの本とかも好きですね。この発想がどうやったら出てくるのかとか、読んでいて楽しい。発想力。人間ってこんな心理の時はこういった動きをするんだって。それが興味深い。野球に生かせたらいいと思います」

 ――ポストシーズンでの期待は大きい。

 「僕が抑えれば9回は間違いない。上原さんで終わる。何とかチームに貢献していきたい」

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