山崎 引退試合でヒット「うれしいね」 願いかなう通算1834安打で石毛抜く

[ 2013年10月5日 21:18 ]

3回、山崎は中前打を放つ

セ・リーグ 中日3―4DeNA

(10月5日 ナゴヤD)
 中日の山崎武司内野手(44)が5日、ナゴヤドームでのDeNA最終戦に「4番・一塁」で出場、現役最後の試合は5打数1安打で、2打席目に中前打を放ち、有終の美を飾った。

 初回、2死一塁で打席に入った山崎は、数々の名勝負を演じてきた三浦大輔投手と対戦。初球を打ったが、左直に終わった。3回の2打席目も初球を打ち中前打で通算1834本目の安打を放った。3打席目は5回2死一、二塁で左飛、4打席目は8回無死一塁の場面で右飛に倒れた。最後の5打席目は延長10回は2死一塁で空振り三振に終わった。

 現役27年目で引退試合となった山崎は2打席目の安打に「1、2の3で打ったらスライダーだった。久々のヒット。うれしいね」と話した。通算1834安打は、オリックス時代の監督で、西武などで活躍した石毛宏典氏を1本上回ったもので「なんとか抜きたい」という願いがあった山崎にとって、思い出の1本となった。

 現役最年長48歳の山本昌も山崎の引退試合に「友情先発」。志願の登板で「80年代から一緒にやってきたからね」と感慨深げだった。

 ▽山本昌(先発で2回無失点)「ジャイ(山崎)が2度もマウンドに来てくれた。最後かなと思うと寂しいけれど、きょうは本当によかった」

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