山崎 引退試合で燃え尽きた「正直疲れた ユニホーム脱ぐ決意さっきついた」

[ 2013年10月5日 22:28 ]

<中・横>ナインから胴上げされる山崎

セ・リーグ 中日3―4DeNA

(10月5日 ナゴヤD)
 中日・山崎武司内野手(44)の引退セレモニーが試合終了後行われた。

 先輩の山本昌、マスコットのドアラから花束を受け取った山崎は「試合前はまだまだできると思っていた。しかし、最後まで試合に出て正直疲れた。あきらめがついた。ユニホームを脱ぐ決意が今さっきついた」と言って、場内を沸かせた。

 27年のプロ野球生活を振り返り、2つの大きな出来事があったとした山崎。10年ぶりに古巣の中日に現役選手として戻れたことと、楽天時代に東日本大震災で被災した東北のファンから生きる力とあきらめない心を教えてもらったことを挙げた。

 「山本昌さんに負けてしまいました」と山崎。80年代からともにプロの世界で頑張ってきた先輩の名前を出し「山本昌さんに少しでも近づき、追い越せるよう頑張ってください」とし、最後は12年ぶりBクラスに転落したドラゴンズナインを叱咤激励した。

 グラウンドを1周してファンに別れを告げた後、一塁ベースで7回胴上げされた背番号7は通算1834安打、403本塁打の記録を残してナゴヤドームを去った。

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