両監督の握手なし…寺原が遺恨マッチを制し10勝目

[ 2011年7月30日 06:00 ]

<西・オ>4年ぶりの2ケタ勝利を挙げたオリックス先発の寺原

パ・リーグ オリックス6-1西武

(7月29日 西武D)
 オリックスが遺恨マッチで快勝だ。打線は12安打で6点。投げては先発・寺原が6回1/3を5安打無失点の快投。自身4年ぶりの2桁勝利となる10勝目をマークし「力勝負ができた。(2桁勝利は)一つの目標だった。達成できてよかった」と笑顔で話した。

 前回の11日の対戦(西武ドーム)では、西武・中島への死球をきっかけに乱闘寸前のもみ合いに。昨年6月26日(同)、今年4月22日(京セラドーム)に続く警告試合となった。この日の試合前のメンバー交換でも両監督は握手をせず。遺恨ムード漂う異様な雰囲気の中での試合だったが、寺原は遠慮なく内角を攻めた。6回には2死から3連打で満塁も、坂田を146キロ直球で遊飛に。7回1死で右肘の張りのため大事を取って降板したが、岡田監督は「久しぶりに良かったよ。真っすぐが速いし、切れも戻った」。遺恨マッチでの快勝劇に「普通にやるだけやん」と涼しい顔だった。チームは楽天と並んで4位をキープ。3位・ロッテに0・5差だ。

 ▼オリックス・大引(2回、先制の左前打)ランナーを還すことだけを考えていた。

 ▼オリックス・T―岡田(35試合ぶりの猛打賞)そんなに久しぶりですか。あしたにつながると思う。

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2011年7月30日のニュース