苦悩の連続だった選手会長・嶋「一緒に戦う気持ちが球に乗った」

[ 2011年4月13日 08:53 ]

プロ野球 パ・リーグ 楽天6-4ロッテ

(4月12日 QVC)
 開幕戦で値千金の決勝3ランを放った楽天の嶋。「東北の皆さんと一緒に戦っている気持ちが打球に乗ったんだと思う。とにかく、東北の皆さんと一緒に戦っている思いで。スタンドに入った瞬間は鳥肌が立ちました」と振り返った26歳だが、被災した仙台を本拠地に持つチームの選手会長として、東日本大震災発生後は苦悩の連続だった。

 「すぐに被災地へ行って、がれきの1つでも拾いたい」。選手会長として、練習試合を中止して被災地訪問できないか球団にもかけ合った。主将の鉄平らとは、被災地支援の方法を深夜まで話し合った。遠征生活で練習時間は制限され、夜は選手会長としての仕事に追われた。開幕直前の5、6日のオリックスとの練習試合は8打数無安打で3三振。9日の千葉移動後は「移動が続く日程の疲れや練習時間が減ることは言い訳にならない」と全体練習後にバットを振り続けて開幕に備えた。

 この日の試合中も福島県で震度6強の地震が発生し、試合を約2分間中断した。被災地では今も多くの人が避難所生活を送っている。球団では、この日までに宮城県内の18カ所の避難所にテレビを設置。嶋の思いは画面を通じて届いたはずだ。

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