戦う選手会長!新井、甲子園から全力メッセージ

[ 2011年4月13日 06:00 ]

<神・広>8回裏1死、新井は左翼線二塁打を放つ

プロ野球 セ・リーグ 阪神7-4広島

(4月12日 甲子園)
 4万5643人で埋まったスタンドを見渡し、お立ち台の阪神・新井が宣言した。「野球ができることに感謝して、またファンと一緒に頑張りたい。“がんばろう日本”という気持ちを出して頑張っていこうと思います」。大歓声が背番号25に降り注いだ。

 特別なシーズンの幕開け。逆転を許した直後の6回だった。平野、鳥谷が出塁して迎えた無死一、二塁。新井がしぶとく中前へはじき返した。同点打。この一打で、阪神打線に勢いがついた。

 1死二、三塁からは、金本の一ゴロの間に鳥谷が素早いスタートから生還した。さらに城島の犠飛で追加点。8回にも代打・桧山のタイムリーなどで2点を加え、開幕戦を制した。「一生懸命な姿を見てもらいたい」――。この日を迎え、もう一度東日本大震災の被災地を思いやった。

 プロ野球選手会の会長として、セ、パ同時開幕を主張。文部科学省を訪れるなどグラウンドの外でも重責を担い、同時開幕が決まった際には涙を浮かべた。「被災者の方は闘っている。野球に真剣に取り組んでいる姿を見せることで、少しでも力になれれば」と、あらためて決意を口にした。

 試合前には阪神OB会の川藤幸三会長らとともに募金を呼び掛けた。「プロ野球選手は被災者の方を思いながら常に全力でプレーする」。95年の阪神・淡路大震災でスタンドの一部に亀裂が入るなどの被害を受けた甲子園から、再びメッセージを発信した。

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