大味な野球から脱却 「走る横浜」体現した村田の全力疾走

[ 2011年4月13日 09:05 ]

<横・中>6回無死、村田が左中間に二塁打を放つ

プロ野球 セ・リーグ 横浜5-4中日

(4月13日 横浜)
 全力疾走。その当たり前のことを徹底したら大きな力になる。横浜の開幕サヨナラゲームは、そんな勝ち星だった。

 「ああいう走塁は今までなかったもの。見てくれた人に喜んでもらえたと思う」。尾花監督が称賛したのは村田だ。1点差の6回。左中間への一打で二塁を陥れた。外野の打球処理と中継のわずかな乱れを突く走塁。続くハーパーの右飛で右翼手・グスマンの緩慢な守備の間に三塁へ、森本の右犠飛で同点のホームを踏んだ。4番がどん欲に次の塁を狙い、足で劇勝を呼び込んだのだ。

 横浜は今季、スピード野球を掲げた。狭い横浜スタジアムで染みついた大味な野球からの脱皮が目的。攻守交代から凡打したときまで全力疾走を徹底した。開幕戦でも真しに実践した村田は「充実した1日でした」。吉村が好走塁で単打を二塁打にすれば、森本も2回に一塁から長駆ホームイン。米村外野守備走塁コーチは「タイミングは微妙でも(村田が二塁へ)走ったことで中継が乱れた。これで警戒してくれたら何かが変わってくる」と続けた。

 全力疾走は試合時間2時間58分にも表れ、ナイター時の節電策にもつながる。何より昨年のリーグ王者・中日に「走る横浜」を印象づけたことが最大の収穫だった。

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