強力打線引っ張った 坂本「積極的にいくのが特長」

[ 2011年4月13日 06:00 ]

<巨・ヤ>6回1死二塁、左越えに適時二塁打を放つ坂本(投手・石川)

プロ野球 セ・リーグ 巨人9-2ヤクルト

(4月12日 宇部)
 やっぱり坂本には笑顔がよく似合う。初の開幕戦安打なら、開幕戦お立ち台も初めてだ。

 「1本も打ててなかったのでうれしいです」

 1万1561人の観客に、白い歯をこぼして応えた巨人・坂本の2本の適時二塁打が流れを変えた。1―0の4回2死一、二塁。石川の外角低め123キロシンカーを左翼線へ。開幕戦4試合15打席目にして初安打を放つと、6回1死二塁は内角131キロのカットボールを左中間へ。ともに初球。「積極的にいくのが特長だと思う」と振り返った。

 5日の阪神との練習試合(相模原)で阿部が右ふくらはぎを肉離れ。原監督が掲げる近未来打線構想は先送りとなり、坂本も3番から昨季までの1番に戻った。役割が変わる中でも冷静に調整。ティー打撃では江藤打撃コーチに内角寄りにトスを上げてもらい、それをセンター返しする意識で打ち込んだ。昨季19打数3安打2三振、打率・158と苦しんだ石川対策だった。2本目の適時打は苦手意識があったカットボールで「センター返し(の意識)がいい結果につながった」。

 兵庫県伊丹市出身。6歳時に阪神・淡路大震災を経験。高校は今回被災した青森県八戸市内にある光星学院へと通った。東日本大震災の被災者の気持ちは痛いほど分かる。だからこそお立ち台では「日本が今、頑張るときだと思うので山口の皆さんも一緒に頑張りましょう!」と呼びかけた。

 打線は14安打9得点で、2リーグ制以降の開幕戦では85、94、96年に並ぶ球団最多を記録。監督通算555勝を手にした原監督は「私も生涯、忘れることのできない開幕戦になると思います」と振り返った。頼れるリードオフマンにけん引される強力打線は今季も他球団投手を震え上がらせる。

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