水谷隼「クリーンと強さってまったく別」日本卓球界への思いを語る「今の協会のやり方だと…」

[ 2023年2月23日 18:20 ]

水谷隼氏
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 東京五輪卓球混合ダブルス金メダリストの水谷隼氏(33)が、21日深夜放送の東海テレビ「千原ジュニアのヘベレケ」(火曜夜0・25)に出演。日本卓球界に思うことを口にした。

 ウエストランド・井口から「卓球協会には入らないんですか?」と尋ねられた水谷は「僕は何も入ってないです。僕、卓球協会と仲良くないんですよ」と告白。そして、協会と仲良くない理由として「上層部ってクリーンで行きたいんですよね。クリーンと強さってまったく別。強いを求めたらクリーンじゃなくなっていくし、クリーンを求めたら強くなくなる。難しいんですよね」と持論を語った。

 水谷は「協会の人間はめちゃくちゃ好きです。皆さんめちゃくちゃ良い人だし、協会はすごい好きなんですけど」と前置きした上で「協会を組織として見た時に今の協会のやり方だと強い人材を育てられないなって」と率直な意見を口にした。

 続けて「卓球界の訳分からないルールの一つとして、髪を染めちゃいけないんです。長髪もダメだし、ヒゲもダメなんです」と独自ルールを明かした。「僕、一応それに反発してロンドンオリンピックの時に襟足だけ金髪にして試合に臨んだんです。そしたら、負けてまったく話題にもならずに終わってすごい恥ずかしい思いをしました」と独自ルールに一石を投じようと思ったものの何もできなかったと自虐的に振り返った。

 水谷は「女子は自由ですよ。金髪も茶髪もピアスもいい」と染髪禁止などは男子卓球界だけのルールとし「やっぱり良い様に見られたいんですよね。監督がルール決めるから、監督としては皆、良い子ちゃんの方が自分の負担も減るし、皆が問題児だったら監督が“どういう教育してるんだ”って言われる世の中じゃないですか」と独自ルールに疑問を投げかけた。

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2023年2月23日のニュース