加藤浩次 笑瓶さんとの忘れられないエピソード「僕なんかが声をかけられるような立場じゃない頃…」

[ 2023年2月23日 09:38 ]

極楽とんぼの加藤浩次
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 お笑いコンビ、極楽とんぼの加藤浩次(53)が23日、MCを務める日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・00)に出演。22日午前に急性大動脈解離で死去した落語家でタレントの笑福亭笑瓶(しょうふくてい・しょうへい)さんを追悼した。

 笑瓶さんは21日に自宅で倒れ、救急搬送。大動脈解離と診断され、治療を受けたが、22日午前に息を引き取った。家族が見守る中で静かに旅立ったという。66歳だった。

 加藤は「何度か笑瓶さんと仕事させていただいたことがあるんですけれども、僕がまだ若手で出たばっかりの頃、笑瓶さんと仕事1回くらいしか、しかも僕らが若手で出ているからそんなにしっかり絡んでない時ですよね」と振り返り、「僕の家の近所で、買い物に行こうと思って歩いていたら、車が止まって、誰だろうって思ったら窓が開いて笑瓶さんだったんですよ。その時、僕なんかが笑瓶さんに声をかけられるような立場じゃない頃、“笑瓶さん”とか気軽に言える立場じゃなくて。それでも車を寄せてですよ、窓を開けて“おい、加藤、何しとんのや、お前”って普通に声かけてくれた」と当時を回顧。

 そして、「若手で本当に仕事してない時だから、笑瓶さんは本当に上の人で。笑瓶さんが車寄せて“おい、加藤、何しとんのや”って言われて、“ちょっと買い物行くんです”って言って“ほんまか”って。で、笑瓶さんが僕に声かけてくれたから“笑瓶さんは徘徊されてるんですか”みたいなこと僕、言ったんですよ。そうしたら“仕事やー”ってしっかりツッコんでくれて。なんかね、このエピソード、本当に忘れられなくて。僕が知らないと思っている若手の子たちも、おうって声かけられるかぎりはかけてあげようって、それをきっかけに僕、思ったんですよね。だから凄いなあって。うれしいじゃないですか、先輩に若手芸人が声かけてもらえるって。しかも局じゃなくて道端で。このエピソード、僕、ずっと心に残ってるんですよね」と話した。

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2023年2月23日のニュース